ゲイルホートのブレイディング本

今回再入荷しましたゲイルホート(Gail Hought)の『The Art of Braiding – The Basics Third Revised Edition』について、ツイッターやメルマガでは語りきれない部分があるため、こちらに記事を掲載させていただきます。

この書籍ですが、2002年に初版が発売されて、今年で17年が経ち、しかもその間に3回の改訂が行われました。

その改定に伴い、当初の84ページから119ページに厚みも増え(なんと40%増)、値段も7,800円→10,800円とこっちも約40%アップしました。

それで肝心な内容ですが、当店には初版の在庫がなく、改訂版(第1回)との比較になるのですが、各項目の充実具合がうかがえます。

画像内の左は2002年版、右が2018年版です。これをページ数で比較してみましょう。

セクション1(道具・材料・準備)12ページ(変化なし)

セクション2(プレーティング)11ページ(5ページ増、画像差し換え)

セクション3(ボタン)30ページ(変化なし、画像差し換え)

セクション4(実例紹介)11ページ(1ページ増、ほぼ変化なし)

セクション5(アップリケ・レーシング、カッター紹介)25ページ(18ページ増、ほぼ新しい)

巻末(用語集・索引)9ページ(3ページ増、無駄に充実)

この改訂版の面白いところですが、まず上にも書いてあるようにページ数が補強されているということです。2002年版では手描きの白黒イラストだったものがカラーのイラストまたは写真に差し換えられています。しかもある程度熟練した人にも嬉しい(2002年版を持っている人も買ってしまいたくなる)のは、同じブレイディング技法の派生版も掲載しています。

6プレートの派生形(アンダー1&オーバー1とアンダー2&オーバー1)を紹介

そして、なんと言っても2018年版の目玉はレーシングの追加です。

まず、アップリケパターンの延長で、サドルスカートの合わせ目のレーシングパターンが載っています。そして、その流れでリングをレースでコートするためのダブルループスティッチを紹介しています。

サドル製作を前提としたレーシング技術

レーシングの教本は白黒のテキストしかありませんでしたが、本書ではカラーで解説しているため、ブレイディング同様、立体的な関係(どこに繋がっているか)がよくわかります。

カラーでレーシング解説

以上のように、本書はレインの作り方・ボタンの作り方・レースかがりといった基本技術を網羅しています。

この技術を元に、『The Art of Braiding, Romal Reins 1』で、製品として組み立てる技法を身に着けるとブレイディングは一通りできるようになります。


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